思い出があって本当に良かった

いつかのことを忘れないように Twitter:@WasurenaDoragon

もしもの自分がうらやむくらい

よく、2017年のことを思い出す。私が高校を辞めた年。

その年の夏、急に不登校になってそのまま辞めちゃった。

ほんとに急に来なくなったからみんな驚いたし、自分も自分が不登校になったことに驚いた。なんか現実感がなくて、気づいたら辞めてた。

 

 

でも学校に行けなくなる少し前から、なぜか教室とか廊下とかグラウンドの写真をよく撮っていたから、本能的な部分ではもうすぐここに来れなくなるって気づいてたのかもしれないなあって、その時の写真を見ながら思う。

 

そのあと通信制の高校に転入して、卒業して、今は働いてるんだけど、時々もう一人の自分のことを想像してしまう。

 

 

もう一人の自分――――まだ働いていない、高校を辞めなかった、大学生の自分。

なんかそっちの自分の方が正しい気がして、いつかこっちの、間違っている自分を正しい自分が殺しに来るような、そんな気がしてしまう。

 

 

私の高校はめちゃくちゃ進学校だったから、本来なら卒業して大学行って就職するはずだったし、自分も周りもそうするんだろうなあって考えてたのに、どこで間違えちゃったんだろう。

 

 

今思えば、そこらじゅうに間違いはあった。

吹奏楽部に入ったのも、理系に進んだのも、あの人と付き合ったのも、キスしたのも、引っ越したのも、夏休みの宿題を後回しにしたのも、あの人とのLINEも、両親の離婚も、髪型も、図書室掃除を選んだのも、三人でバンドを組もうって言ったのも、結局なんもしなかったのも、全部間違ってた。

 

じゃあどこからやり直せばいいんだろうって考えると、それは小学4年生で、あの時部活に入らず、人とも関わらず、なるべくひっそり生きていれば、今とは全く違った人生を送っていただろうけど、なんだかそれってとってもつまらなそうで、それなら今の生活の方がいいのかもなーなんて考える。

 

 

でも、もしもの世界で生きている、一人暮らしで20歳で大学生の私のことがすごくうらやましくて。きっと恋人つくったり、家にみんな呼んでお酒飲んだり、友達と旅行に行ったりしてるんだろうなあ。運転免許も当たり前に持ってて、アルバイトに行って夜に帰って友達と電話して寝落ちして大学に行くんだろうな~。

 

まあ、仮に大学に行ったとしても、友達も恋人もできなくて別に今とそんなに変わらない生活を送ってるかもしれないけどね。

 

 

結局何が言いたいのか分からなくなったけど、とりあえず今日は天気もよくてミスドも食べれて本も買えて散歩も楽しくて洗濯物もよく乾いて風が気持ちよくてご飯もおいしくてかなり良い休日が過ごせたし、こっちの人生もそんなに悪くはないかもなーって思ったり。

 

明日からまた月曜日だー!

間違いばかりの人生をへらへら笑いながら生きていきたいね。

もしもの自分がうらやむくらい、毎日楽しく生きてやる!

 

 

 

仕事やだ~~~~~~~~泣